8月7日

8月7日。
冷房で喉をやられ、無気力な態勢でテレビを見る「ひるおび」。

“戦地で逝った夫に届け 9才の妻が綴る恋文”
戦争迫る中、見合いで結ばれ、一年半の生活で一男と腹に娘を授け旅立った夫。
2年間は150通の絵や文章が届くが、1944年からは便りも途絶え、戦後南方で病死の報せ。
それから70年。“息子と娘をよろしく、そして両親も”の言葉に応え生き続け、今は毎日「貴方!」と呼びかける言葉からの日記を付け続ける。

泣きました。彼女から夫を奪ったもの!
声高に語られないものの中に本当の人間の魂がひそむ!

もう一度、「父との夏」の再々演を視野に。
周三! 脳を使え。100万人の人がいたら100万個の脳があり、脳は死ぬまで未開の部分をたくさん秘めているらしい!

at 16:43, 三田村 周三, 三田村 周三

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8月6日におもう

8月6日。広島に原爆が落とされた日。
心の奥底では、広島に行って被爆者たちと祈りたい!と。
しかし、だれきった心と身体はクーラー入れっぱなしの部屋で、ひたすら次回公演の演目を選んでいる。

原爆投下を命じたトルーマン大統領の孫が、原爆の本当の被害を世界に報せようとしてる。素晴らしい!
アメリカ人の大半は、戦争を終わらせた“アメリカ軍の若い兵を死から救った原爆”と…

ドローン。
力の均衡の中、今使えない刻。それに変わってアメリカ兵士を戦場から救った。いよいよこれからはドローン!

戦場にいないサラリーマンと化した兵士に、ゲームの画面と同じくらいの思いで殺されていく中東の兵士や民間人。
そしてその殺人マシーンを操作する兵士たちの鬱病。世界は深刻な闇に向かっている。

世界でたった一つであるはずの平和国家日本は、何としても力を示したいが、馬鹿者たちが最後のたがを外そうとしている。

at 16:29, 三田村 周三, 三田村 周三

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「父との夏」を地方・学校で公演させてください

田口朋子ちゃん!
素敵な投稿ありがとう!

キミの稽古開始時のあせりと後半から本番にかけての思いっきりと高揚感、ものすごくよく理解できました。
そして結果、幕開きの洋子も白鳥政江も、なにより浴衣後の洋子の何気ない素敵さ!
舞台上でわが娘をいとおしく想っておりました!

本番終わってちょうど1週間。いつもなら全てのセルフを忘れるのですが、今回は違いました。
昨日風呂でセリフを当たってみたら、本番よりスラスラと全編覚えておりました!

サンモールスタジオは終わったんだけど、この芝居をこのまま終わらせてはダメなんじゃないか!
そんな想いが溢れてきました。

5年前の「父との夏」もいいお芝居でした。
しかし今回はいいお芝居を全員で越えたような気がしてならないのです。
全員腹の底から、本気で創った。そしてそれはお客様にもかなり伝わったような気がします。

大げさかもしれませんが、なにか5年の年月をかけて、時代と仲間とお客様と出会えたように思い、もっと多くのお客様、特に若い人にもっともっと観てもらいたい。そんな気持ちです!

横浜演観、埼玉、千葉、北海道ほか、全国の力のある方、三田村組の「父との夏」買い時です!
さしのべてくれる手はしっかり握ります!!

7/27 PM9:00

at 12:05, 三田村 周三, 三田村 周三

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クラウドファンディング達成御礼と、ドラマ告知

お久しぶりです。
はんなりラジオプロデュース公演vol.5「はんなり☆夏語り〜縁〜」@赤坂RED THEATER(6/20,21,22)の6回公演も無事終わりました。

ボク自身はあまりお客様を呼ぶことができませんでしたが、声優さんの人気はものすごく全6回満席でした。
朝倉伸二君(星屑、分署シリーズ)、山像かおりさん(文学座)、辻親八さん、永井寛孝さん(「とび…」の演出)、そして蒲田哲君といわゆる舞台を多くやっている人も多く出ていたので、ずいぶん懐かしい顔ぶれに会うことができました。特にボクがやった「花まんま」はTARAKOちゃん(ちびまる子ちゃん)の演出だったので、2002年と2005年にWAKUプロデュースに出させていただいたときのメンバーにも10年、13年ぶりに会うことができました。
また、楽屋が辻親八さんと隣で、大崎中村座からMODE立ち上げにいたるまでの話をすることができ、感無量でした。

公演終わって23,24,25日と、日光江戸村にて、火曜スペシャルBSジャパン開局15周年特別企画 松本清張ミステリー時代劇 第9話「虎」の撮影に行って参りました。
こちらは8月4日(火)21:00〜21:54 BSジャパンにて放送されます。

ついでにWOWOWを観られる方は、今やってる予告編のテレビ版の方の第3,4,5話に出演しておりますので、お暇でしたらご覧ください。

さて。いよいよ「父との夏」ですが、ここ10日間、他の仕事でお休みでしたが、明日からいよいよ再開。しかも、29日からは稽古場も24時間確保してあります。頑張ります。

またこの間に、クラウドファンディングも達成、終了することができたこと、本当に多くの皆さまに後押ししていただいたこと、この場で改めて御礼申し上げます。
ファンディングの操作の仕方が難しく、直接応援してくださった皆さまにも心から御礼申し上げます。

at 10:04, 三田村 周三, 三田村 周三

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はんなりラヂオ「はんなり☆夏語り〜縁〜」出演のお知らせ

関西出身の女優さん 柳沢三千代さん、新千恵子さん、陰山真寿美さん、竹田佳央里さんが主催する“はんなりラヂオ”という朗読劇のプロデュース公演その5「はんなり☆夏語り〜縁〜」というものに出演することになりました。
6月20日,21日,22日の3日間で、場所は赤坂レッドシアターです。
 
3本立てでボクが出るのは「花まんま」原作:糸川湊人、脚色・演出はTARAKOちゃんです。
「父との夏」稽古中ではありますが、、息子役の蒲田哲君の出演が決まっていたので、ラストのワンシーンだけ年寄りが是非と誘われ、やることになりました。
 
昨日、2回目の稽古があり、終了後亡くなった永井さんの自宅稽古場にて飲み会がありました。
小公演なら本番ができなそうな素晴らしい稽古場で、奥様の手料理もふんだんに出て、日本酒の銘酒も5,6本用意されており、三田村組ではあり得ないような顔合わせになりました。
 
他の2本の方には朝倉伸二くんや辻親八さん、永井寛孝さんも出ます。各組30分くらいの内容のようです。
マイクを使って喋る舞台は初めてで、わからないことだらけですが、何事も勉強と考えやってみます。

 
■はんなりラジオその5「はんなり☆夏語り〜縁〜」
 
赤坂RED/THEATER
20日(土)15時〜/19時〜 
21日(日)12時〜/16時〜 
22日(月)15時〜/19時〜 
【チケット】 3,800円(全席指定・税込) 
視覚ハンディキャップ・誘導サポートのチケットご用意できます
【チケット問合せ】 
◆イマジネイション…03(6325)0302 (平日11時〜19時 土日祝休み)
 
みそじんお座敷公演「ドアを開ければいつも」という、これも30代の女性が主宰する集まりですが、場所が築地の「鶏由宇」という老店の2階の宴会場をそのまま舞台にしてロングラン公演をやっているという企画で、演出は劇団道学先生の青山勝氏、作は阿藤智恵さん。

4人の姉妹が母の七回忌の前夜、実家に集まる話なのですが、話と場所のあり得ないほどのベストマッチ。
6月も13,14,15日と同じ場所でやっているようです。
 
いやあ〜、いいもの観ちゃいました。
ちなみにどん底スナイパーに一緒に客演した斎藤ナツ子ちゃんが次女役をやっていて好演でした。

 
「父との夏」も着々と進んでおります。ぜひクラウドファンディングの方も応援お願いします。
JUGEMテーマ:演劇・舞台

at 11:54, 三田村 周三, 三田村 周三

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今こそ、戦争について考えたい

戦後70年、かろうじて守られてきた憲法が、自民公明の圧倒的数の力で主要なところはすべて骨抜きにされてしまいました。 秘密保護法、自衛隊のどこでも派遣。 防衛費4兆と過去最高、攻撃型の武器輸入が増え、武器輸出が可能となり(これが日本には大きい、そして最も怖い)、東大では武器研究が解禁され、教科書からは従軍慰安婦の頃が取り除かれ、内閣で大臣が2,3人不祥事を起こすと有無を言わさず解散総選挙。文脈破壊を繰り返されると、人は怒りが、感情が鈍化するらしい。 本当の戦争とは何なのでしょうか? 

いつの時代も軍部や政府の戦争をしかけ、国民を戦地に向かわせる側の人間には、戦争の傷みも苦しみも悲しみも理解できません。


初演では、たくさんの若い方にご来場いただき「お腹が空くということはとても辛いことなんだということがわかりました」など、身近な辛さとしての感想をたくさんいただきました。
こんな今だからこそ「父との夏」をやりたい。絶対に成功させたい!
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします!


クラウドファンディング「camp-fire」


at 17:01, 三田村 周三, 三田村 周三

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三田村組再始動公演「父との夏」キャスト追加!

昨日、5月1日、夕方5時から張ち切れパンダ8かいめ「頭の鉢」の打ち上げを我が家にてやることができました。
本番が終わって実に18日越しになりました。

作演出、役者、そしてスタッフと10名集まれました。
そして、あの謎の伝染性腸炎は、照明オペレーターの中佐くんは楽のその夜、救急車にて搬送されたとのこと。舞監の佐光くんはその夜明けに発病との報告…

真実を知れば知るほど、よく楽の日の本番が成立したことが奇跡と思われました。

しかし今は、全員元気に日常に戻っていました。
これで、ボクの復帰戦は一応終わりました。さて、いよいよ「父との夏」です。


再演に向けて、キャストが一人増えることになりました。
野川光太郎(ボクの役)の出戻りの娘、洋子に娘がいる設定になりました。その高校生の娘に咲良美里ちゃんが参加します。
どうぞお楽しみに!
美里ちゃんは「じじいに幸あれ」のとき、八木ななか(美咲)ちゃんの小中学校時代の同級生役をやっていた女優さんです。

どうぞご期待ください!

at 13:57, 三田村 周三, 三田村 周三

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【「父との夏」によせて】三田村周三インタビュー・3

at 16:02, 三田村 周三, 三田村 周三

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【「父との夏」によせて】三田村周三インタビュー ・2

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張ち切れパンダ「頭の鉢」その後と御礼

近況報告はお久しぶりです。
そして、張ち切れパンダ8かいめ「頭の鉢」にご来場いただき本当にありがとうございました。
実は今回、恐ろしい事件に巻き込まれました。
4月13日楽日の前日昼公演に、パンダの仲間の若い母親が子ども連れで手伝いに来てくれていました。
公演準備も終わり、演出の慧以子ちゃんや、トモちゃん、ナナカと奪い合うように子どもをあやしておりました。ボクも一度だけ20秒くらいだっこしました。
さて、昼公演だけだったので、終演後、お客様と出演者、作家とゆったりと飲んで7時ごろ解散しました。すると、楽の日、突然作演出の梨澤慧以子ちゃんが、嘔吐、発熱、下痢でダウン。
3日程度接見禁止とのこと。演出家抜きで楽の舞台を終え、ボクは、舞台のバラシは免除され“お客様の相手を”ということで飲んでおりました。
ところが、バラシが終わった途端、トモちゃん、ナナカちゃんも発熱、嘔吐下痢となりそのまま病院へ。飲み屋のボクも8時過ぎから激しい下痢に見舞われ帰りました。
それから17日まで誰とも連絡がつかず、まったく芝居が終わってスタッフとあいさつも交わさず、出演者とも会うこと無く今日に至っております。
まあ、20日くらいまでには皆落ち着き、連絡は取れるようになり、他にも3,4人の被害者が出たこともわかりました。
わが家も、翌日には女房が、嘔吐。柴犬のさっちゃんまで家の中で下痢便をするという、まさにノロ(呪?)ウイルスにやられました。
そして、やっと5月1日。作演出、出演者と若干のスタッフが集まれるとのことで打ち上げを行える運びとなりました。
70年間で身内での集団感染などということを初経験。しかも、一本の芝居が終わって出演者やスタッフに会えなかったことも初。本当に怖いですわ。
まあ、5月1日が終わったら、ボクにとっての「頭の鉢」も終わることができるだろうと思っております。
ご観劇いただきながらご挨拶遅れたこと、このブログの場を借りてお知らせいたします。
今は全員元気で生きておりますのでご安心ください。

at 14:21, 三田村 周三, 三田村 周三

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