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furuya

〈三田村よりご紹介〉

言わずと知れた「分署物語」シリーズの作・演出・出演者!
彼は演劇関係者からは“レスキュー”と呼ばれています。そのわけは、実際、演劇学校に入学するまでの3年半くらい山梨の“レスキュー隊”で活躍していたから。あの日航ジャンボ機墜落事故にも出動していたのです。

今なお、彼は消防士をこよなく愛しています!
彼は一生、消防士のお芝居を書く作家になりたいという夢を持っています。
昨年の「分署物語」は関東4件10消防署の消防士が観劇してくれました。東京消防庁広報課の消防司令 杉田克明さんは、初めて「分署物語4」を見て、初日は涙を浮かべて握手してくれ、楽日にはお祝いの電報までくれました。

そんな古屋君が役者に目覚めたのはずいぶん遅く、2002年三田村組の番外編「やじろべえ」(作・今いそむ/演出・木村健三)ボクがやくざ組長のお話しに役者として出演し、若い者頭をやったときです。膨大なセリフを初めてもらい、目つきが変わり、あの陽気なおしゃべりな彼が、一言もしゃべらず、他人の稽古も見ず(演出家のくせに)ただひたすらセリフを覚えました。お客さまは本物のやくざだと思ったそうです。演技開眼、そこからは第5回三田村組ペンギンの庭」の国語教師として。極めつけは一昨年、蓬莱君の「イヌよさらば」の演技です。あの水谷龍二さん、そして共演者の松金よね子さんまでうならせました。